ゴミ分別がバンコクでも浸透中
日本のゴミ分別が大変、という話を本帰国した人達から耳にする。
タイではゴミを分別するという認識がほぼ無く、可燃も不燃も乾電池も同じ袋に入れて捨てることができてしまう為、家庭ゴミを分別することは無い。
家庭ゴミを分別してしまうと、ゴミ分別を仕事としている人の生業を奪ってしまうことになるから、という話を聞いたことがあるが、実際のところはよく分からない。
そんな中、バンコクではゴミ分別の機運が高まっている。転機を感じたのは、パンデミックで使用済マスク用のゴミ箱が出来た頃。バンコク都庁が分別するようアナウンスをし、マスク専用ゴミ箱がデパート等にも設置された。因みにタイ全体の感染者数の7、8割がバンコクという状況だったので、この動きはバンコクに限ったことかもしれない。
パンデミックが少しずつ収束しても、ゴミ分別の機運は高いままのようで、公園やデパートのゴミ箱が色分けされて、種類別に捨てることが出来るようになった
白は氷と液体、黄色はプラ、ガラス、缶のリサイクル、緑は生ゴミ、青はそれ以外、という分別だ。
タイは屋台文化なので、道端で買って食べる、持ち歩くのが日常だ。生ゴミが相当あるのか、分別の一つになっている。年中暑い為、氷が大量に入った飲み物を飲むことも多く、氷と液体も一つのカテゴリーになっている。
ベンジャシリ公園は、冒頭の写真にあるように、Bangkok Zero Waste Parkとして力を入れているようで、生ゴミから肥料を作っている場所まであった。やると決めたら、とことんやる所が何ともタイ人らしい。